多様性を尊重した
全員活躍の推進

人材の育成

当社の考え方

当社は、従業員の成長は現場の経験によって得られると考えています。従業員一人ひとりが当社のミッション、バリューを自ら体現しようと努力する日々の主体的な姿勢の醸成と、仲間の成長を支援しようとする先輩や上司による仕事を通じた丁寧な指導(OJT)の両輪が、当社の人材育成の根幹です。

当社では、こうした仕事を通じた人材育成を支援し、補完するため、従業員一人ひとりが自己研鑽に努める風土を醸成し、成長のための各種機会を用意しています。

ミッション、バリューを
体現できる人材像

  1. ● 問題解決力の高い人材
  2. ● 個人ではなくチームの成功に貢献できる人材
  3. ● グローバルで活躍できる人材
  4. ● チャレンジできる人材
ミッション、バリュー

当社の取組み

①TOEIC報奨金制度

グローバルで活躍できる人材を育成するため、TOEIC受験料の補助(回数無制限)、一定の点数を獲得した従業員への報奨金支給を制度化しています。TOEIC報酬金制度で報奨金を受け取った人数は、2021年8月の制度導入以来、2024年6月末時点で累計14名(延べ人数)となります。

規定スコア 35歳以下 36歳以上
750点以上 100,000円 50,000円
825点以上 200,000円 100,000円
900点以上 300,000円 150,000円

②豊富な海外経験の機会

グローバルで活躍できる人材を育成するうえで海外勤務経験は極めて有効であるとの認識の下、2025年12月末時点で、正社員114名中11名が海外に駐在しています。

今後も海外駐在の機会を積極的に設けていく方針です。

労働安全の推進:養殖事業の安全確保にむけた取組み

課題

海面養殖場は沖合に設置されています。養殖魚への毎日の給餌は、通常は給餌船で海面生簀まで行く必要があるため、悪天候時には危険を伴います。当社グループは、養殖を持続可能な事業とするため、養殖事業に携わる従業員の安全性を一層高めていくことが課題であると考えています。

当社グループの取組み

バージ船の導入による給餌作業の改善

当社子会社である日本サーモンファーム株式会社は、2022年秋に日本で初めてバージ船による自動給餌を導入しました。バージ船とは自走しない台船であり、約2週間分の飼料をストックできます。バージ船の導入により、バージ船に飼料をストックしておき、給餌は遠隔操作で行うことが可能になりました。バージ船への飼料補給は気象条件の良いときにまとめて行うことが可能なため、飼料補給を行う作業員の安全性が向上します。

バージ船導入に伴うその他の効果

バージ船を用いて遠隔操作での給餌を実現することで、船の扱いや海での作業の習熟度に左右されずに一定の給餌作業が可能になるため、多様な人材の活用に繋がります。

また、遠隔操作を通じて給餌データの入手・分析をより精緻に行いやすくなるため、給餌ノウハウの蓄積効果も期待されます。

加えて、養殖魚の生育への好影響も期待されます。従来、悪天候下はその日の給餌を断念せざるを得ない状況も発生しており、生育への影響が懸念されることがありました。バージ船の導入により、天候に左右されず継続的な給餌が可能となるため、養殖魚の安定的な生育を実現することができます。

海面生簀の作業スペースの改善

一般に国内で用いられる海面生簀は直径25メートルほどで、作業スペースも限定的なため、比較的不安定な中で作業を行わざるをえません。当社グループでは、国内では製造されていない大型の生簀(直径40メートル)をデンマークから輸入しています。大型の生簀は海の上での安定性が増し、作業スペースも広く取れるため、作業員の安全性向上に繋がっています。

ダイバーシティの推進

背景

日本において人口減少及び少子高齢化は2008年以降の大きな問題となっています。その中でも、当社の創業の地である青森県の人口は急速に減少しており、毎年全国でも1位2位を争う人口減少率となっています。青森県企画政策部の「青森県長期人口ビジョン」によると青森県の人口は2021年時点で123万人ですが、2045年には82万人台まで減少すると予想されています。また、青森県の高齢者割合は直近で33.9%であり、全国平均の28.1%を上回っています。青森県の人口減少の理由としては、県全体の転出超過による人口減少、特に県都である青森市の転出超過が顕著であることです。高校、大学の卒業を機に就職のため県外に出てしまうのが現状ですが、背景として相対的に魅力的な企業が少ないことや求人が少ないこと、賃金が低いことなどが挙げられます。

当社グループの考え方

当社グループでは国内生産活動のほとんどを青森県在住者で担っていることから、事業の維持・拡大のためには、青森県の人口減少や高齢化等の背景を踏まえた、多様な従業員が活躍できる労働環境の整備が不可欠です。

当社グループは、デンマーク子会社であるMusholm A/Sから養殖先進国の知見・ノウハウを取り入れることで、長年過疎化が進む青森県に働きがいのある雇用を創出するとともに、地域や事業の特性を踏まえた人材活躍の取組みを推し進めていきたいと考えています。

当社グループの取組み

当社グループでは、多様な人材の安定的な長期雇用のために、以下のような取組みを行っています。

消滅可能性都市での雇用創出

日本サーモンファーム株式会社のサーモンの養殖場は全て青森県の過疎地域に所在しています。消滅可能性都市と呼ばれる自治体で社会貢献性の高い事業を展開することで、地元の方々が働きに来てくれたり、かつて就職のために転出してしまった若者たちがUターン転職をしてくれたりと、自治体に活気を取り戻すことに貢献していきたいと考えています。

青森本社雇用の多様性

高齢化が進む青森県において、高齢の方々へ安定した雇用場所を提供することは大きな地域貢献であると考えています。転倒防止の為に防滑品質が強化された長靴を支給したり、掲示物は文字を大きくして見やすくしたりするなど、高齢者の方々でも安心して働ける職場環境を構築しています。

また、ベトナム・ミャンマー・インドネシアからの技能実習生の受け入れも2025年に11年目を迎えます。技能実習生に対しては、機械設備の取り扱い注意表記をベトナム語・ミャンマー語・インドネシア語で翻訳して掲示しています。若い外国人実習生と地元の高齢者が力を合わせて働き、青森市の郊外という地ではありますが活気に満ち溢れた雇用環境を提供し続けていきます。

国内の養殖事業における多様な人材の活用や安全性の確保

バージ船を用いた遠隔操作での給餌を実現することで、船の扱いや海での作業の習熟度に左右されず、多様な人材が活躍できる機会を創出しています。

また、バージ船の活用や海面生簀の作業スペースの改善により、作業員の安全性が向上することも、多様な人材活用の機会の拡大につながっています。

健康経営優良法人の認定取得に関る取組

2024年3月に当社子会社の日本サーモンファームが「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)」に認定されたことに続き、当社も2025年3月に「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に認定されました。

今後も従業員の健康に資する活動を行い、人的資本を重視した経営を目指していきたいと考えています。

認定後の具体的な活動

・定期健康診断の受診項目の拡充

・喫煙率低下に向けた取組